生態
パールスケールは真珠のように白い鱗を持った金魚です。真珠のような鱗以外に可愛い特徴を持ちさまざまな楽しみ方ができる金魚です。今回は、パールスケールの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
目次
パールスケールとは、頭が小さく体型は短く、腹がふくれておりチョウチンのような見た目しています。そして最大の特徴である真珠のような鱗が他の金魚と違う点になります。真珠をつけたような鱗を、パールスケール(パール鱗・珍珠鱗)と呼びます。パールスケールの中にもいくつかの種類があります。パールスケール自体は、真珠のような鱗を持った金魚の総称として使用する場面もありますが、当サイトでは一つの種類として表記しています。
パールスケールは、1960年頃に中国から輸入されて日本にはいってきた金魚です。中国では、珍珠鱗魚(チンシュリンギョ)として知られていた金魚です。日本にはいってきた当初は、同時期にはいってきた丹頂などに人気は取られていましたが、近年パールスケールの特徴的な鱗などや丸っこい見た目から女性や子供に人気出てきてが再注目され始めている金魚になっています。
パールスケールの楽しみ方は、最大の特徴である真珠のように美しい鱗をどのように鑑賞するかです。美しい鱗を鑑賞するのであれば、鉢などに入れて上から見る方法(上見)よりも水槽などで横から観賞する方法(横見)の方がオススメです。横見で鑑賞することで真珠のように美しい鱗だけでなく、照明にあたることによりで鱗の盛り上がった部分と盛り上がっていない部分の変化やその変化によって出る影の変化などを一緒に味わうことができます。そして、丸日を帯びた体も一緒に楽しみことができることから横見をおすすめします。上見で鑑賞することにより、パールスケールの丸みがまた違う角度から見れるので横見での鑑賞に飽きた方などは一度やってみるのもオススメです。
他の金魚などと混泳させる際に何の種類が良くて何の種類が良くないのか不安になることがあります。まず、金魚全般に言えるのは他の種類と混泳するときにこれとこれは絶対にダメであるという禁止は存在しません。ですので、飼う金魚の性格や環境などによってはダメだと言われている種類同士でも仲良く生きていることもあります。ただ、金魚同士にも相性というものはあります。相性が悪い金魚同士を入れた場合に、すぐに喧嘩をしたり、または片方の金魚だけがエサを独占してしまう可能性が高くなります。なので、あまり相性が悪い金魚同士を入れるのは避けるべきではありますが、最初に説明したとおり金魚同士に禁止は存在しませんので、どうして混泳させてみたい方は混泳させても良いのかもしれません。では、パールスケールと相性がいい金魚と相性が悪い金魚の説明をしていきます。
パールスケールと最も相性がいい金魚は、キャリコリュウキンや出目金(デメキン)などの琉金型の金魚です。琉金型の金魚は、尾ビレに特徴が出るのでさまざまな種類を混泳させて尾ビレを見比べてみるのも一つの楽しみになります。
パールスケールの最大の特徴である鱗の凹凸部分は、石灰質の物が鱗の上に付着してできています。なので、普通の鱗とはできるまでの構造が違うので、普通の鱗に比べて取れやすい特徴があります。なので、パールスケールを飼う際には、入れるもの(水槽など)にあまり物を入れないように気をつけてください。装飾するための飾りなどの角などに石灰質の鱗が引っかかると簡単に剥がれてしまうからです。また、一度剥がれてしまった石灰質の鱗は、生え変わることがないので剥がれしまうとそれまでになってしまうので注意してください。また、水温の変化に敏感な品種でもあるので、水温の変化が激しい時期は細心の注意をはらっておくことをオススメします。
ピンポンパールは見た目が卓球に使うピンポン玉のように丸みを帯びている金魚です。ピンポンパールの特徴や飼い方についての詳細は下記の詳細ページで説明しています。
高頭パールは肉瘤が発達しているパールスケールでオランダ型の金魚のように成長するにつれて肉瘤は発達します。高頭パールの特徴や飼い方についての詳細は下記の詳細ページで説明しています。
浜錦は高頭パールの中から頭部の肉瘤が水泡状の個体を固定化させた金魚になります。浜錦の特徴や飼い方についての詳細は下記の詳細ページで説明しています。
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