飼育
室内は屋外に比べて外部の敵が少なく飼いやすいのですが、置く場所や水温の変化などについて屋外に比べて管理がしやすい分、管理する方の力量が問われてしまいます。今回は、室内での飼い方と注意点について説明していきます。
金魚を飼う方の中には、室内と屋外で飼う方がいますが今回は室内で飼育する方への飼い方と注意点を説明していきます。室内は屋外に比べて外部の敵が少なく飼いやすいのですが、置く場所や水温の変化などについて屋外に比べて管理がしやすい分、管理する方の力量が問われてしまいます。
例えば、白点病で金魚を殺してしまった場合に屋外だと季節の変わり目で水温が安定しなかったから殺してしまったなどありますが、室内で飼っていると水温などは家の住人がある程度は調整することが出来ますし、病気に気づく確率も屋外で飼っている方よりも気づく可能性は高いです。なので、室内であれば病気にいち早く気づき治せる確率が高いことになります。
屋外で飼っている方よりも室内で飼っている方のほうが金魚に接する時間が長い傾向にあるのでぜひ説明を読んでいただき金魚にオススメの場所などを知ってもらえれば幸いです。
室内で水槽など置く場所としてまず気にするべきは、日光についてです。
当然金魚も日光に当たる方が良いのですが、直射日光に長い時間あたっていると水槽の水温がどんどん上昇してしまうので一日の内で3〜4時間当たる場所がオススメなのですが、そんな場所がない家庭もありますのでその場合にはレースのカーテンなどがあれば、レースのカーテンをしているだけでも水温の急激な上昇は防げるのでオススメです。
ただし、夏に関して言えばあまり直射日光に当てるのはオススメ出来ません。夏の直射日光は、1時間当てているだけですぐに水温が上昇してしまうので、夏場は直射日光があまり当たらずに風通しがいい場所で飼育してもらえる方が良いです。
日が当たる方角も気にしてもらえると更に良いです。西日が当たる場所で飼育してしまうと日が当たる時間帯は水温が上昇しますが、日が落ちてしまうと逆に水温が下がってしまうので西日だとその水温の変化が短時間に起こる可能性があり金魚が体調を崩す原因になってしまうので西日が当たる場所は控えてもられると良いでしょう。
上記でも少し説明しましたが、水温の変化が短時間で起こる場所は金魚などの生き物からしたら非常に酷な環境だと言えます。なので、そういう場所はできるだけ避ける必要があります。上記でも説明した西日もその一つになります。
また飼育している方が盲点になっている場所が、冷暖房を付ける場所です。一般的な建物でいえば、リビングや寝室などになります。冷暖房が悪いわけでは無いのですが、例えば夏に暑いからと冷房を付けると短時間で室温を下げて涼しくしてくれます。人間にとってはとてもありがたいことですが、金魚などの観賞魚からしたら急に水温が下がるので、それに対応するのに一生懸命にならないといけません。前述で説明した短時間に水温が変化する環境が冷房を付けることで完成してしまいます。人間にとっては、ありがたい事でも金魚などからしたら全然ありがたいことではありません。むしろ命の危機に晒されている状況になってしまう恐れがあります。場所としては冷暖房が入らない場所(玄関や廊下など)で飼育することで短時間でも水温の変化に晒される事が少なくなるのでオススメです。
どうしても、リビングなどで飼育したい方は冷暖房の風の向きを水槽に向けるのではなく水槽以外の場所に向けて急激に水温を変化させない環境づくりをしてあげてください。また、水温の変化が心配な方はヒーターを入れることをオススメします。ヒーターを入れることで、もし水温が短時間で変化したとしても一定の水温に保ってくれるので心配な方はぜひ入れてみてください。
室内で飼育する方は、屋外で飼育する方に比べて環境による弊害が少ないので飼いやすいイメージを持っている方もいますが、置く場所や置いている場所が金魚からしたら過酷な環境であることを知らないまま殺してしまう場合や病気にしてしまう場合がよくあります。
短時間による水温の変化は、自然界ではあまり存在しませんが、もしあったとしても川などであれば別の場所に移動することが可能です。人間が飼育しているとそういうわけにはいきません。水槽などの決まった空間で、生きているので過酷な環境だろうがその場所から逃げることができません。なので、人間側が水温の変化が少ない場所や風通しがいい場所に水槽を設置してあげることで金魚は住みやすくなり健康に生きてくれます。
中々そこまでは、無理だと言われる方もいますが簡単に考えてもらえばいいだけです。長時間日が当たらない場所など一つだけであれば自宅などの中には一か所ぐらいはあると思いますのでそこに設置してあげるだけでも変わりますので、ぜひ挑戦してみてください。
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