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白濁りの水の原因と対策

金魚などの生き物を飼育していると水質が悪くなる場合があります。そのような水質の変化にいち早く気づくことにより、病気などのリスクを未然に防ぐ事が可能になります。水質の変化を確認する際に水の色が何色なのかを確認することが重要になってきます。今回は、白濁りの水の原因と対策について説明していきます。

水の色について

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金魚などの生き物を飼育していると水質が悪くなる場合があります。そのような水質の変化にいち早く気づくことにより、病気などのリスクを未然に防ぐ事が可能になります。水質の変化を確認する際に水の色が何色なのかを確認することが重要になってきます。
一般的に、生き物を飼育しているうえで見たことがある水の色として、

1、緑色の水

2、白色の水

1つ目の緑色の水については、緑藻類(クロレラ等)やミドリムシなどの植物性のプランクトンが増殖することにより起こり、グリーンウォーターという名前で知られています。グリーンウォーターについて詳しく知りたい方は下記のページにて説明ていますので、ぜひ読んでみてください。2つ目の白色の水についてはこれから説明していきます。

グリーンウォーターの詳細

金魚を選ぶポイントの詳細

白濁りの原因と対策

水が白く濁る原因として挙げられるものとして、

1、バクテリアの死骸

2、水草についたゴミや汚れ

3、エサの残りカス

4、流木などのアク

上記の4つは、よく原因として指摘されているところです。その中でも、金魚を飼育しているうえでの原因として多いのは、「バクテリアの死骸」と「エサの残りカス」になります。
「水草の汚れ」は、水草を新しく入れる際や水草が古くなってきたときなどに付着している汚れなどが水に浮遊したときに水が濁る場合があります。対策としては、新しく入れる水草が汚れていないかを確認して、もし汚れている場合にはしっかりと汚れを取り入れることが重要になってきます。また、水草のこまめなメンテナンスをすることで汚れが減少し見栄えも良くなるので、出来る方はメンテナンスもするようにしてください。
「流木などのアク」は、流木を購入して入れる際にしっかりとアク抜きなどが出来ていない場合に流木に含まれるアクが水に溶け出して濁ることがあります。対策としては、しっかりとアク抜きをするのは当然なのですが、しっかりアク抜きが出来たのかを確認するために水槽などに入れる前にバケツなどで一度確認をしてから入れるようにしてください。もし心配な方やアク抜きが苦手な方は、アク抜きがされている流木を使用するなどの対策を取るのも一つです。
残りの「バクテリアの死骸」と「エサの残りカス」については下記の項目にて別途説明します。

バクテリアによる濁り

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金魚などの観賞魚を飼っている場合に、水が白く濁る一番の原因はバクテリアのバランスが悪くなりバクテリアが大量に死んでしまった事により生まれる濁りになります。バクテリアのバランスが悪い状況により、水が白く濁る場合はろ過器のフィルターを交換した時や水槽を新しく立ち上げたときなどによく見受けられます。なので、観賞魚を初めて飼い始めた方が、ぶつかる問題になることが多いです。
対策は、まず水が白く濁っている場合には水換えの頻度を増やしてあげることです。水換えの頻度を増やすことでバクテリアの数が減少して新しいバクテリアが入ってくるのでバクテリアのバランスが良くなる場合があります。ただし、注意すべきなのは、水換えのページでも説明していますが水は水槽に入っている水の量の半分以上は絶対に換えないようにしてください。いくら、バクテリアのバランスが悪くても生き物が生きている環境をガラッと変えてしまうと今度は病気のリスクが上昇してしまうので注意が必要です。
そして、バクテリアのバランスを整えるために良質なバクテリアを含んだ水が市販でも売っている場合があるので、それらを入れてみるのも対策になります。
例えば、Zicra社が販売している「ジクラウォーター」などがあります。
バクテリアによる白濁りは、落ち着いて対処することで解決することができますので、金魚などの観賞魚を飼育しはじめた方でもしっかりと対策をすることで解消するので諦めずに頑張ってみてください。

エサの残りによる濁り

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金魚を飼育していて、水が白く濁る原因として上記の「バクテリアによる原因」の次に挙げられるのが「エサによる濁り」です。これは熱帯魚やメダカなどよりも、金魚の方が発生する確率は高い傾向にあります。
金魚は他の観賞魚に比べて食欲が旺盛なのもあり、飼育している方がついつい食べるからとあげすぎる事が多いからです。もし余ってしまったエサをそのままにしていると、そこにバクテリアなどの菌が繁殖していき水質のバランスが悪くなり白く濁る原因になってしまいます。
対策としては、まずエサをあげすぎないことです。エサのあげ方のページでも説明していますが、一日に一回5分ほどで食べる程度で大丈夫です。
それ以上日頃あげている方は、あげる量を見直すなり何かしらの対策を講じる必要があります。
もしどうしてもエサをあげてしまう場合には、食べなかった分のエサを網などを使用して回収するようにしてください。一番ダメなのが、残ったエサをそのまま放置することなのでそれだけは防ぐように対策を取るようにしてください。
エサによる白濁りかどうかを確認する方法として水槽などの底にエサの残骸やゴミなどが多く沈殿している場合にはエサが原因の可能性が高いです。エサによる白濁りは、飼い主がしっかりと対策を講じる事で防ぐことが出来ますので、早急に対策を取るようにしてください。

エサのあげ方の詳細

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