goldfish-dictionary-rogo-1

金魚の生態・飼育情報サイト
GOLDFISH-dictionary

飼育

ミリオフィラムの特徴と育て方

ミリオフィラムは、アリノトウグサ科フサモ属に属する水草の一つです。正式名称を「ミリオフィラム・マットグロッセンセ」と呼びます。南米のブラジルにあるマットグロッソ州が原産になります。今回は、ミリオフィラムの特徴と育て方について説明していきます。

ミリオフィラムとは

myriophyllum_img_1

ミリオフィラムは、アリノトウグサ科フサモ属に属する水草の一つです。正式名称を「ミリオフィラム・マットグロッセンセ」と呼びます。南米のブラジルにあるマットグロッソ州が原産になります。葉を4〜6輪持ち、羽根状に開いて出てきます。
専門店などでは、ミリオフィラム・マットグロッセンセと書いているところもありますが、省略して「ミリオフィラム」と書いてあるところもあります。当サイトでも、「ミリオフィラム」で書いていきます。

ミリオフィラムの育て方

ミリオフィラムは、水草の中でも初心者などにも扱いやすい種類になります。
水温は、20〜28℃前後を好みます。水質は、弱酸性~弱アルカリ性を好みます。少し強めの光を好む傾向にあり、光が弱い場所で飼育していると色味が落ちてきて根元の部分が黒ずんでくる場合があるので注意が必要になります。

なので密集した場所の場合、根元の部分まで光がいかない場合があるので注意が必要になりますが、光がある程度当たる場所で育てることに注意する以外には難しいことが少ないです。また、成長が早いので水槽の後ろ側などをカバーする水草として用いられることもあるので位置を迷われている方は参考にしてみてください。

ミリオフィラムの手入れ

myriophyllum_img_1

ミリオフィラムの手入れは、上記でも説明したように成長が早い種類になるので、古くなった場所の手入れと葉についた汚れや苔を取ることが必要になります。ミリオフィラムは、光が当たらない場所が痛みやすいので、痛んだ場所を見つけた場合には早めに対処をするようにしてください。
光が足りない場合には、水槽自体に光が足りないのか若しくはミリオフィラムの周りが密集していることにより根本まで光が当たらないのかなど原因を見つけそして迅速な対応を取るようにしてください。

ミリオフィラムの増やし方

ミリオフィラムを増やす方法として、「さし芽」という方法を使用することが多いです。茎がある程度伸びてきたタイミングで、ほぼ半分に切ります。もし、茎の途中の節の部分に根が生えてる場合には、その部分で分けるほうが好ましいです。切った上の部分を底石に根付く事ができれば完成です。
もし、根付かせるのが難しい方は切った茎を何本か束ねて植え付けると安定して根付かせることが出来ます。また、脇芽が生えてきた場合には、脇芽が出てきた部分から切り同じように何本かを一緒に束ねて根付かせることが出来れば増やせたことになります。

金魚とミリオフィラム

myriophyllum_img_3

ミリオフィラムは、金魚と一緒に入れる方はほとんどいないと思いますが、金魚との相性は水草の中でも良い方の種類になります。ミリオフィラムの、葉は中心に茎がありその周りに葉がつく構造をしており金魚がエサとして食べる水草としては最高の特徴を持っています。もし、エサの代わりとなる水草を探している方にはオススメの水草になります。
また、エサとして使用しなくてもミリオフィラムは、葉の色がきれいな緑色をしているので金魚の体色に多い赤や白とのコントラストもいいです。
ミリオフィラムは、光の量によっては成長の速度が速い種類になるので大きな水槽などでも見た目の部分では見劣りすることはあまりないので大きな水槽で金魚などを飼育している方にもオススメです。もし、どの水草を入れるのか悩んでいる方などはぜひミリオフィラムも候補に入れてみるのもありです。

jaJapanese