飼育
ミクロソリウムは、ウラボシ科ヌカボシクリハラン属に属する水草の一つです。東アジア原産の水草の一種で、自然界では流木や岩などに根を巻きつけて生活しています。今回は、ミクロソリウムの特徴と育て方について説明していきます。
ミクロソリウムは、ウラボシ科ヌカボシクリハラン属に属する水草の一つです。東アジア原産の水草の一種で、自然界では流木や岩などに根を巻きつけて生活しています。ミクロソリウムは、専門店などでは「ミクロソリム」や「ミクロソラム」などの呼び方をしている場合もあります。ミクロソリウムは、東アジア原産ですが日本の温かい地域で自生している場合もあります。
ミクロソリウムは、水草の中でも飼育環境をあまり選ばないので、初心者の方や水草に詳しくない方には向いている種類になります。
水温は、20〜28℃前後を好みます。水温を30℃を超えてしまう環境で育てているとシダ病という葉が半透明になっていき次第に枯れていく病気になる可能性が高くなるのでできるだけ控えるようにしてください。
ミクロソリウムは、光の量が少ない場所でも育てることが可能です。その特徴を活かして、背が高い水草などの足元などに植える方や岩陰など光があまり当たらない場所に植える方もいます。ただし葉の色などを鮮やかにしたい方は光に当て光合成を促してあげるようにしたほうが良いです。
ミクロソリウムの手入れは、葉についてた汚れや苔を取ることが必要になります。
ミクロソリウムは、他の水草などに比べて成長する速度が遅いので苔などが付きやすいのでしっかり手入れをしてあげるようにしてください。また、古くなってきた葉は、黒ずんでくる場合や歯の一部が枯れてくるのでそのような葉は、手入れをする際に早めの対処をしておくようにしましょう。
ミクロソリウムを増やす方法として、古くなった葉の裏側に丸い胞子のうを付けていることがあリます。その胞子を成長させて増やすという方法です。この胞子のうが成長していくと茶色の根や葉がでてきます。まず、根が出てきて、その後葉が成長していきます。胞子のうから根が出てきた直後は、苔に見えることもあり、すぐに捨ててしまう方もいるの注意が必要になります。
根が成長してきたら葉がその後出てきます。この新しい葉が4〜5cmになったのを確認できたら、葉が出てきている根と一緒に切り流木や岩などに巻き付けせることが出来れば完了です。その数週間から数ヶ月ぐらいゆっくり成長させると一つのしっかりとした株になります。
そして、ミクロソリウムを増やす上で注意しなければいけないのは、ミクロソリウムが胞子のうを葉の裏に付けるのは枯れる直前などが非常に多いので胞子のうを確認できた場合には、すぐに正しいやり方で増やすようにしてください。
ミクロソリウムは、金魚と一緒に入れる水草として選ばれる方は少ないです。しかし、ミクロソリウムは金魚として一緒に入れる水草として選ばれても良い種類です。
ミクロソリウム単体での、入れるよりも他の種類の水草と一緒に入れることにより本領を発揮してくれます。ミクロソリウムのみだと、見栄えなどに不安を感じる方もいますが、派手な水草やいつもいれている水草に追加で入れる場合には水草と水草の隙間を埋めてくれることにより寂しい印象を受けることを防ぎます。
また、ミクロソリウム自体も非常に丈夫な種類なので水質が悪化しやすい金魚の水槽でもしっかりと成長してくれますので、ぜひ挑戦してみてください。
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