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生態

秋錦の特徴と飼い方

秋錦はランチュウ系統のように背びれがなくそのほかの部分はオランダシシガシラの特徴を引き継いでいる金魚になります。今回は、秋錦の特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

秋錦とは

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秋錦は、ランチュウ系統のように背びれがなくそのほかの部分はオランダシシガシラの特徴を引き継いでいる金魚になります。なので、背びれがないオランダシシガシラという方も少なくありません。ランチュウよりもオランダシシガシラ寄りの品種であることもあり、しっかりとした肉瘤を持った個体も多いです。また秋錦の更紗をもった個体は非常に赤白のメリハリがしっかりしている多い傾向にあります。秋錦自体の認知度は、金魚の品種の中でも低いということもあり玄人の方が好む傾向が強い品種です。

秋錦の成り立ち

秋錦は、1892年(明治25年)に初代秋山吉五郎氏がランチュウとオランダシシガシラの交配によって、背びれがないオランダシシガシラを作出に着手し始めたのが最初になります。その後、10年の期間をかけて1900年(明治33年)に新品種として発表されたのが秋錦になります。命名したのは、松原新之助氏で秋山吉五郎氏の一字をもらい、秋錦と命名したと言われています。それから時が経って、第二次世界大戦の戦火と混乱により絶滅したと言われました。その後、三代目秋山吉五郎氏と秋山彌三氏が復元に取り組み秋錦に非常に近い姿を持つ個体ができました。大阪府川西市の広岡義雄氏は、1956年から22年という長い月日をかけ、この秋錦の復元に尽力されてきて、松井佳一博士の著書である「カラーブックス 金魚」に掲載されています。その後も系統維持に尽力されました。その後には、愛知県宝飯郡の向坂武義氏も独自の秋錦を作ることに尽力されました。現在、流通する秋錦のほとんどは、愛知県弥富市の深見養魚場産のものになります。深見光春氏と深見泰範氏によって系統の維持がなされています。

秋錦の楽しみ方

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秋錦の楽しみ方は、ランチュウ系統の特徴である背びれのない部分とオランダシシガシラの美しい尾びれと頭の上の肉瘤のバランスのよさです。それらを楽しむのであれば、水槽などで横から観賞する方法(横見)のほうがオススメです。横見で鑑賞することで、しっかりと成長した肉瘤がある頭から背びれがない背中そして美しい尾びれまでを、個体ごとの特徴を捉えながら楽しむことができます。また、更紗などの体色もそれに加えて楽しむことできます。上見で鑑賞すると、横見ではあまりわからない左右のバランスなどを観察できますので、横見で楽しんだ方は違う角度で楽しんでみるのもオススメです。

混泳させる際のポイント

他の金魚などと混泳させる際に何の種類が良くて何の種類が良くないのか不安になることがあります。まず、金魚全般に言えるのは他の種類と混泳するときにこれとこれは絶対にダメであるという禁止は存在しません。ですので、飼う金魚の性格や環境などによってはダメだと言われている種類同士でも仲良く生きていることもあります。ただ、金魚同士にも相性というものはあります。相性が悪い金魚同士を入れた場合に、すぐに喧嘩をしたり、または片方の金魚だけがエサを独占してしまう可能性が高くなります。なので、あまり相性が悪い金魚同士を入れるのは避けるべきではありますが、最初に説明したとおり金魚同士に禁止は存在しませんので、どうして混泳させてみたい方は混泳させても良いのかもしれません。では、蘭鋳と相性がいい金魚と相性が悪い金魚の説明をしていきます。

相性のいい金魚

秋錦と相性がいい金魚は、和蘭獅子頭(オランダシシガシラ)や東錦(アズマニシキ)などのオランダ型の金魚です。秋錦は頭部の肉瘤が発達する品種であるので、同じく頭部の肉瘤が発達しやすいオランダ型の金魚であれば成長するにつれて発達する頭部の肉瘤を見比べることができるのでオススメです。

相性が悪い金魚

秋錦と相性が悪い金魚は、和金(ワキン)やコメットなどの和金型の金魚です。和金型の金魚は、動きが機敏で短期間で大きくなる種類が多いです。もし和金型の金魚と混泳される際には、秋錦がエサなどを他の和金型の金魚に食べられて、体の差が離れていく可能性があるので気をつけるようにしてください。

秋錦を飼う際の注意点

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秋錦は、飼い方などはオランダシシガシラなどとあまり変わらないのですが、飼育している方などがメジャーな品種に比べるとやはり少ないのが現実です。なので、興味がある方などは自分で飼育方法などを模索していく必要があります。そして、秋錦は流通量も非常に少なく一部の専門店などでしか取り扱っていない場合がほとんどなので入荷するのかどうなのかを店員さんなどに聞いてみることをオススメします。そして、秋錦の最大の面白さはまだ完成形ではないということです。もともと秋錦は、背びれがないオランダシシガシラとして生み出されたのですが、紆余曲折な歴史のせいなどもありまだ完成形にたどり着いていないと言われいるので、挑戦してみたい方や興味がある方はぜひ飼育してみてください。