飼育
アヌビアス・ナナは、サトイモ科アヌビアス属に属する水草の一つです。西アフリカ原産の水草の一種で、流木や岩などに根を巻きつける性質があります。今回は、アヌビアス・ナナの特徴と育て方について説明していきます。
アヌビアス・ナナは、サトイモ科アヌビアス属に属する水草の一つです。西アフリカ原産の水草の一種で、流木や岩などに根を巻きつける性質があります。また巻き付く性質がアクアリムなどをされる方に好まれる傾向があります。
アヌビアス・ナナの「ナナ」とは、ラテン語で「背の低い、小人」という意味があり、現地などではアヌビアスといえば「アヌビアス・バルテリー」を指し、アヌビアス・バルテリーよりも小ぶりの品種あるアヌビアスに小さいという意味を持つ「ナナ」という言葉をつけたことになります。
アヌビアス・ナナは、水草の中でも育てやすく初心者に向いている種類になります。水温は、15〜30℃を好みます。アヌビアス・ナナは、陰性植物なので光の量が少ない場所であってもしっかり育ってくれます。
また、成長の速度はアナカリスなどに比べると遅い傾向にありますが、光の量などにより成長速度は変わるので注意が必要です。
もし成長速度を促進したい場合には、二酸化炭素などを添加する方法などがありますが、生き物が入っている水槽の場合には生き物への影響があるので十分に注意が必要です。
アヌビアス・ナナの手入れは、葉についてた汚れや苔を取ることが必要になります。苔などがついてくると、徐々に葉の色が黒ずんでくるので気づいた場合には早めに対処するようにしてください。
またアヌビアス・ナナは、まれに葉などが溶けることがあるので弱っている個体は早めに水槽などから出すようにしてください。葉が溶けてくると、水質が悪化する原因になり他の生き物にも影響が出る場合があるので注意してください。
アヌビアス・ナナを増やす方法として、一番多いのは株分けになります。株分けの仕方としては、まず専門店などで購入された直後は、アヌビアス・ナナの根本にポットが付属してついているので、そのポットを外して根を守るためのクッション材として使われているロックウールを外します。その後アヌビアス・ナナのみにし、折れたものや傷んでいるものは捨ててしまい残った個体を株分けに使用します。
株分けに使用する際に、「葉は5〜6枚残す」「葉・茎・根がある」この2点がしっかり含まれている個体を優先的に使用するようにしてください。あとは、流木や岩など巻き付くことが出来るものに釣り糸などをしようして根が生える部分と流木などをつけてください。糸で結ぶ際に、きつく結んでしまうと水草の方に傷がついてしまうので注意してくだい。
アヌビアス・ナナは、金魚と一緒に入れる水草としては少ないですが、アヌビアス・ナナは金魚と一緒に入れる水草としては向いている種類になります。アヌビアス・ナナは、葉の厚みが厚い品種になるので金魚が葉を食べようとした際に断念する場合があります。
また、金魚はメダカなどに比べて水質が悪化するのが早い生き物なので、そのような環境でもアヌビアス・ナナであれば問題なく生きることが出来るのでいいです。もし、水草で悩んでいる方やアナカリスやカボンバと見た目などが違う水草を入れた方にはオススメの水草になります。
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