飼育
マツモは、被子植物門マツモ科の沈水植物の一つです。マツモは、松の葉のように硬く糸のように細いのが特徴的です。今回は、マツモの特徴と育て方について説明していきます。
マツモは、被子植物門マツモ科の沈水植物の一つです。一般的には金魚藻として、アナカリスやカボンバと同じように親しまれている品種の一つです。マツモは、松の葉のように硬く糸のように細いのが特徴的です。
葉の色は濃い緑色をしており、光に当たることで反射してとても美しい色を放ちます。マツモは、世界中に生息しており、日本にも古くから生息していることから在来種になっています。
マツモは、水草の中でも環境への適応能力が高い種類に分類されます。
水温は、15〜26℃辺りを好みます。また、弱酸性から弱アルカリ性の水を好みます。マツモは、光合成をあまり活発にする種類ではないため陽の光が少ない場所であっても枯れることが少ない水草です。
また、バクテリアなどの栄養が少ない場所でも枯れることが少ないので、新規で水槽などを始めた際に相性がいい水草でもあります。
ただし注意してほしいのは、マツモは陽の光が少ない場所で枯れることが少ないだけで、うまく光合成をさせて元気な状態を保つのであれば光というものは必要になってくるので、もし陽の光が入らないのであればLEDのライトなどを使用して光を確保するようにしてください。
マツモの手入れは、葉の不要な部分の間引きや古くなってきて茶色に変色した葉の除去などです。
またマツモは葉一本一本が重なり合うので、古い脇芽を切って捨てるようにするとよりきれいな状態を保つことができます。
マツモを増やす方法として、マツモが成長している過程で脇芽が生えてくることがあります。脇芽を出している部分を切ることにより簡単に増やすことができます。マツモは、よく脇芽を出してくれるのである程度の長さに成長したらどんどん数を増やすことが可能になります。
マツモの脇芽がたくさん出始めたときには根元の古い葉の部分を切ることにより古くなった葉がなくなり成長を促進することができます。
マツモは、金魚と一緒にいれる水草としては最も一般的に使用される品種になります。
マツモを、金魚と一緒に入れるとマツモの葉を食べてしまいます。それにより、マツモの葉が少なくなり見栄えがイマイチになることがあるので、マツモを増やすことができだ場合には、金魚が入っていない他の入れ物(バケツなど)にいれて保管しておき金魚の中に入っているマツモがなくなった際に追加で入れようにすると常に見栄えが良いマツモを見ることができます。
また、マツモを大量に水槽などに入れていると光が当たる部分と当たらない部分ができてしまいマツモの成長の弊害になってしまう場合があるので、適量入れておくことを心がけてください。
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